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カラマネ導入の最初の一歩は良いモニター選びだがコストが気になる。
そんな中10万円を切る価格のカラマネモニターが登場した。
躊躇していたグラフィックデザイナーはいまこそ導入を真剣に検討すべきだろう。

グラフィックデザイナーもカラマネを真剣に考える時期

カラーマネージメント(カラマネ)という言葉が広まって久しい昨今、筆者の周りを見渡したところ、印刷業界や画像のレタッチャーたちはカラマネを運用しているが、グラフィックデザイナー界隈では、まだまだ一部の人々だけのようであった。画像や印刷がカラマネで信頼できる色が得られるようになった現在、すべての色をレイアウトデータで見渡すデザイナーならば、正しい色を見る必要があるのではないだろうか。
グラフィックデザイナーがカラマネを導入していない主だった理由は二つある。一つ目は導入するには覚えなければならないことがいくつもあって難しいのではないかという気持ち。二つ目は導入コストがかかるという怖れだろう。

カラマネ導入のコツはステップを踏むこと

いきなりカラマネ機器をすべて揃えて運用するのは、確かにコストもかかるし、機器を使いこなすには学習も必要となるが、一つずつステップを踏みながら長期的に導入していけば、大幅にハードルは低くなる。
では、グラフィックデザイナーのカラマネはじめの一歩として、何から導入していけばよいのか?
それは間違いなくモニターだ。正しく色を表示するモニターがあれば自信を持って制作ができるし、後工程の色に関係するトラブルを回避できる。そのために導入すべきモニターは、アドビRGBをほぼカバーして、キャリブレーションができるものが望ましい。なぜなら、モニターは使っているうちに色が変化してしまうので、キャリブレーションで調整する必要があるからだ。
次のステップとして測色器(3万円台で購入可能)も導入してキャリブレーションすべきだが、まずはモニターの導入から始めてはどうだろうか。これだけでも、制作時の色の問題はかなり解消するはずだ。

コストパフォーマンスのよいカラマネモニターが決め手

固定資産になるかどうかという10万円の壁が、これまでデザイナーのカラマネモニター導入を阻んできた。
そんな中、ビューソニックのVP2785-4KはアドビRGBを99%カバーして、ハードウェアキャリブレーションにも対応しているのに10万円以下で手にはいる。このコストパフォーマンスの高さは、カラマネはじめの一歩としてグラフィックデザイナーにオススメできるモニターと言えるだろう。

豊かな色合いで高精細27インチ4Kの使い心地の良さ

モニターは小さくても大きすぎても使いづらい。27インチは画面全体を見渡しやすい手頃な大きさで、4K解像度は高精細画質で画面の隅々まで美しい色彩を約束してくれる。また、高さや角度の調整だけでなく、ピボット機能で縦位置にもできるので、ポスターや縦長のWebサイトのデザインにも都合が良い。
HDMI、ディスプレイポート、ミニDPにUSB3.1と一通りの入力ポートも備わっている。USB3.1Cは電力も供給できるから、筆者のMacBook Proとの接続はケーブル一本で済むところも魅力的だった。ハードウェアキャリブレーションができるということは、長期に渡って信頼できる色再現であることも、この製品を選ぶ決め手になるだろう。

どのような場合でも正しい色を表示できていることが大切だが、デリケートな色彩やAdobeRGBでなければ確認できない色を持つこの様な画像では、特にカラマネモニターを使用していないと仕上がりが確認できないため、このようなことが起こる。

カラマネはじめの一歩おすすめモニターはこれ!

ViewSonic VP2785-4K
価格:オープン(実勢価格99,800円)
https://www.viewsonic.com/jp/products/lcd/VP2785-4K.php

Adobe RGBの99%をカバーして、微妙な色合いも再現する。また、二種類のキャリブレーションソフトウェアを提供しており、X-rite社の i1やDatacolor社のSpyderなどの測色器に対応している。ピボット機能で縦型にするとポスターなど縦型のデザインにもフィットする。


WQHD対応カラマネモニターならこれ

ViewSonic VP2785-2K

4Kほどの解像度を必要としていないならば、WQHD(2560×1440)のこちらのモニターも注目の商品だ。AdobeRGBは100%カバー、もちろんハードウェアキャリブレーションに対応しており、市場想定予想価格が69,800円というコストパフォーマンスの良さだ。


大里浩二
アートディレクター・グラフィックデザイナー/帝山大学准教授
広告・CI・Web・エディトリアル等、幅広いジャンルを手がける。デザイン論・色彩論等に造詣が深く、専門書の企画・執筆や各種講演も行っている。

企画協力:ビューソニック株式会社  

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